皆さんこんにちは。
庭の梅の木に新芽が出て、少しずつ蕾が膨らんでいます。
春はもうすぐそこだよ、と知らせてくれているよう。
そんな今日この頃、地元播州織の生地の販売が始まりました。
此処歴史ある播州織工場の中でも100年もの歴史を持つ
小円織物さんの生地も置かせていただけることになりました。
小円さんはシャンブレー生地を織る時に出る影のような線を敢えて生かし
波打つようなよろけという織り柄とそれを応用した影織りという技法を独自で生み出し
ここにしかないオリジナルの生地を作っておられる唯一無二の会社です。
機械や技術の進歩により織物にも様々の種類が増えていますが、
先代が知恵を絞り年月をかけて生み出した技法を孫の代にまで受け継ぎ大切に守られて
それが今の時代らしさも加わり生き続いている。
昔からあるものに少しのエッセンスが加わるだけで、
今も尚輝き続けるという私たちの裏テーマと考えが絡み合い今に至ります。
大量生産できるものではありませんので、どの生地もメーターには限りがあります。
その時々の出逢いだと思ってご覧いただけたら幸いです。
どうせなら生地もより素敵に見せれないかな?と考え、
ファブリックパネルのようなイメージで壁面に展示しております。
もちろんすぐに反物そのものをご覧いただけるように現物もございますので、
気になっていただけた方はお気軽にお声掛けくださいね。
父が織りなす自社の生地は現在主にオリジナルの服の生地として使用していますが、
ゆくゆくは生地の販売もしたいと思っています。
先日もお家のカーテン用に、お洋服用にと布を購入してくださる方がおられました。
この生地たちが別の場所でどんな風に生きていくのかとても楽しみです。
枯れ木に花 店主